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流通業・流通システムにおけるシステム設計の実務ノウハウが満載−流通工房

<システム化計画>
【データ連携
【ポイント】
基幹系システムにおいては、既存システム、社外などとの「データ連携」が必ず発生します
つい業務機能に注力しがちですがせっかく内部の仕組みが良くても外部環境との連携が
上手くいかなければ片手落ちとなります。以下にポイントを記載します

●データ連携先
 ・社外
  メーカー、卸、VANなどと発注データ、納品予定データなどを連携する
  また、日経など社外企業への販売実績データの配信なども発生する
  その他プライスカードデータ連携(外部へ印刷を委託する場合)など。

  ※発注、仕入については必ずしも全て電子データによる連携のみとは限らず、FAXなど
   での送受信が発生することも多いため留意する
   FAXを自動で送信するか、帳票出力して人が送信するか、受信したFAXの内容を
   OCRなどで読み込むのか、手で画面へ入力するのかなどにより必要機器、技術要素
   などの要件も変わってきます

 ・店舗
  店舗からの売上データ集信、店舗へのPLU(価格情報)、商品マスタデータの配信

 ・既存システム
  予算システムからのデータ集信(基本的には予実績管理のための店舗単位の日別
  予算データを受信するケースが大半)、会計システムへのデータ送信
  物流センターとの入荷予定、返品、各マスタ情報の送受信
  その他、既に棚割ソフトを導入していたり、社内部署でPOPやチラシを製作する
  場合はそれらへの商品マスタや売価データなどのデータ連携が発生することもある

●確認ポイント
 上記のそれぞれについて以下について調査、確認すること

 ・データ量、保持期間
  データ量は伝送にかかる時間、送受信のタイムリミットに関わるため通常時とピーク時
  のデータ量を把握しておく
  また、再送要求などがあるため保持期間も確認する

 ・フォーマット
  社外とのI/Fはデータフォーマット以外に手順(JCA、全銀)などにも留意する
  既存システムとのフォーマットについては設計段階で検討します
  なお、既存システムについてはファイル連携なのか何かしらのミドルウエア経由
  なのかをこの時点で確認をしておくことが重要です

 ・タイミング
  基本的に店舗以外はバッチ処理のためデータの送受信の時間、タイムリミットを確認
  店舗の場合は売上データをリアルにするかバッチとするか確認(最近はほとんどリアル
  での処理)
  売価情報は通常の計画的な売変については翌日分を前日夜間から当日の開店までに送信
  するが、当日変更の緊急売変などは本部で入力し店舗へ送信するケース、店舗でストコン
  で変更しその情報を基幹系システムへ送信するケースなどがあるのでこの部分を要確認


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