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流通業・流通システムにおけるシステム設計の実務ノウハウが満載−流通工房

<要件定義2(業務ロジック)>

【店舗サイクル】

<早瀬>
 次は店舗サイクルだ。つまり「開店」から「閉店」までのサイクルとそれに伴う業務制御だ。


【ポイント】
1.初期登録
  店舗基本情報を登録段階。まだ何も業務制御は発生しない
  
2.発注およびPLU配信
  初回発注は最初の店舗の初回在庫分を発注、納品するため通常の発注とは違い取引業者とも
  調整をしながら実施する。
  
  その後、通常の店舗発注、自動発注などを開始する日付を「発注開始日」などの項目で
  制御する。また、店舗へPLU(売価情報)の配信を開始する(これも「PLU送信開始日」
  などの項目で制御する)

  なお、初回のPLU情報の配信もデータ量が膨大なため、CD-ROMやMDなどでの媒体で
  ストコン(=ストアコンピューター)に初期登録することが多い

3.発注停止
  閉店となる数週間前に発注(自動発注、本部発注、店舗発注など)を停止する段階。

4.閉店
  お店の物理的な閉店の段階。PLU配信などはこのタイミングで停止する。
  なお、店舗にはまだ在庫があり棚卸業務や返品業務などは閉店後も続くため発注および
  PLU配信が停止しているのみで他の機能については制御しない

店舗のサイクルとしては、このほかに『改装』を想定しておく必要がある。
『改装』の際は一定期間店舗を閉鎖することになるため、その際の発注の制御、PLU送信の制御
をどのようにするかについて調査、確認をしておく

また、管理表などの管理会計上は基本的にはその店舗が営業していた「期」の間は表示をする
ケースが多い。こういった「管理表」などの制御は実店舗の業務制御とはタイミングが異なる
ため、別途制御テーブルによる管理が良い
→「制御テーブル」のトピックを参照



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