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<要件定義1(データ構造)> |
<吉田君>
さっきの打合せで『インストアコード』という言葉が出ていましたがこれはJANコード
とは違うのですか?
<早瀬>
JANコードはどこでつけられるかはわかるよね
<吉田君>
それはもちろん、製品を製造しているメーカですよね
<早瀬>
そう。ただ、スーパーなど小売で扱うもの全てに最初からバーコードが着いているわけでは
ないんだ。具体的には、店内で加工する肉類や惣菜だ。また衣類関係もまだ業界的にJANコード
が普及しておらず、メーカー独自の商品コードを使っていることが多い。
ただ、スーパーでは極力レジでバーコードスキャンをして業務を行いたいこと、また、集計上
もその方が便利なのでお店などでバーコード作成して商品につける。
つまり、そのお店(企業)でつけてそのお店でのみ有効なコードということで「インストアコード」
と呼んでいるんだ
【ポイント】
13桁であるということ、最後の一桁がチェックデジットであるという部分はJANなどと同じ。
なお、先頭2桁へ生鮮関係には02、衣類関係には20〜29を割り当てることが多い。
●ちょっと具体的に(スーパーなどの生鮮のインストアコードの場合)
生鮮ではチェックデジットの前の桁がそのまま値段を現しているケースがほとんど。
例えば、400g277円の鶏胸肉の場合は
0255023002771
などとなっています。
右端の「1」がチェックデジットで、その左の3桁が「277」となっていて値段をあらわして
いるのがわかります。
よって、夕方になると店員が商品にシールを貼り始めまる中で「今がお買い得!」といった
ものはついつい大きな赤文字につられてしまいますが、別に値段が変わるわけではありません。
これに対して「50円引き」や「半額」といったシールが貼られたものはレジでその表示価格
からさらに50円引いたり、半額にしたりします。
レジのオペレーションをみていると、一旦バーコードをスキャンして「277円」と表示された
後に、50円を減算したり半額にしたりするのがわかります。
なお、02の次の5桁(通常メーカーコードが割り当てられているところ)には商品分類番号や
もう少し単品に近いコードを割り当てることで集計などに役立てています
●ちょっと具体的に(スーパーなどの衣料のインストアコードの場合)
衣料の場合は例えば、同じシャツであってもサイズ、色違いなどがあります。
このサイズや色違い別に販売状況を管理する場合は、それぞれ別コードを割り当てます。
なお、最近は少し変わってきましたがそれでもまだ、食品や日常品と異なり、衣料品には
業界統一のJANコードは普及しておらず、商品には各メーカ独自の商品コードのみしかついて
いないことが多いです。そのため、各小売店舗にて管理するための「インストアコード」を
印字したタグをつけるといった運用となっています
●ちょっと具体的に(CVSのファーストフード関連のインストアコードの場合)
CVSのお弁当やおにぎりなどは1日3便体制(1日に3回)で配送されることは知っている方も
多いでしょう。
この場合、当然同じ「幕の内弁当」でもどの便のものが一番売れているかといった情報を
管理するため、便ごとに違うコードを割り当てています。
また、一方で便に関わらず、商品として売れているものを管理、把握するために、別途親コード
(呼び方は企業によって異なりますが「代表JAN」や「アイテム」と呼ぶことが多い)をデータ上
関連づけます
さて、ここまで来ると、今まで一緒にプロジェクトを組んだ若手メンバーの中でも単品、
アイテム、SKUといった管理体系の違いが頭の中でむくむくと?マークを伴って持ち上げて
きます。そちらについては下記を参照ください
単品、アイテム、SKU
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