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流通業・流通システムにおけるシステム設計の実務ノウハウが満載−流通工房

<要件定義1(データ構造)>
ITFコード
<吉田君>
 JANコードとインストアコードについて理解したら今度はITFコードという言葉が
 出てきました。

<早瀬>
 ITFコードはJANコードと同様に国際EAN協会規格に基づいたコードだ。
 ケースなどに印字して物流において使われるんだ

<吉田君>
 てっきり同じ商品だからケースにもJANコードがついているかと思ったのですが
 違うのですね。

<早瀬>
 そうだね。あと、ITFコードはあくまでも物流用のコードだ。
 商品によってはビールなどの飲料に多いのだけどケース販売するものもあるよね。
 そういった場合は、ケースにはITFコードとは別に、ケース販売用のJANコードが
 付けられているんだ。


【ポイント】

ITFコードはJANコードに物流用に識別コードを付加したコードです。
段ボール箱などで集合包装された商品を識別するために使われるため「集合包装用商品コード」
と呼ばれます。以下の2つがあります

◆コード体系

 <ITF-14(標準)>
  物流識別コード (1桁) ※正式には「パッケージインディケータ」と呼ぶ
  JANコード    (12桁) ※JANコード同様、国、メーカ、商品の3つのコードの組合せ
  チェックデジット(1桁) ※計算式はJANと同じです

 <ITF-16(拡張)>
  0        (1桁) ※ITF-16の場合は偶数桁にするために必ず0が付与される
  物流識別コード (2桁) ※ITF-16では識別コードとして2桁が割り当てられる
  JANコード    (12桁) ※JANコード同様、国、メーカ、商品の3つのコードの組合せ
  チェックデジット(1桁) ※計算式はJANと同じです

 識別コードには1〜9が使われます。通常商品には1が使われます。
 同一商品で荷姿が違うものがある場合は2以降を使います。
 具体的には、同じ商品なのだけどパッケージが「季節限定」の印字になっていたり
 「おまけ」がついていたりする際に、「通常商品」と区分けするために2以降の番号を
 付与します。


◆チェックデジット
 JANコード同様に「モジュラス10/ウエイト3」の算出式を使っています
 ただ、チェックデジットの計算の際に留意するのは標準JANは13桁なので、左端が
 「奇数」となりますが、ITFコードはITF-14にしてもITF-16にしても偶数桁のため
 左端が「偶数」になります。


 JANと同じ計算式ということで、左端を「奇数」として計算をすると間違った値に
 なってしまいます。

 <算出例>
 (例)JANコード 4989254150685(国:49 メーカ:89254 商品:15068
CD:5
    ITFコード 14989254150682(識別コード:1 メーカ:89254 商品:15068
CD:2

  @左端を偶数として
奇数位置の数字を全て加算する
   1
4989254150682
   
→4+8+2+4+5+6 = 29

  A次に
偶数位置の数字を全て加算しその結果を3倍する
   
14989254150682
   →1+9+9+5+1+0+8 = 33 x 3 = 99

  B@の結果とAの結果を加算する
   
29 + 99 = 128

  C最後にBの結果の1の位の値を「10」から減算する。
   この値がチェックデジットとなる(2になりましたね)
   
10 - 8 = 2


◆荷姿ごとの販売コード(おまけ情報)
 これはITFコードとは関係ありませんが、おまけ情報です。
 ビールやペットボトル飲料などはケースで販売することも多いですね。
 また、ビールなどの場合は、6本単位でパッケージされているもの(ボールといいます)
 も多いです。

 これらの場合、それぞれ、単品についているJANコード、ボールについているJANコード
 ケースについているJANコードはそれぞれ異なります。
 これは、荷姿単位での在庫管理や「どの荷姿」の商品が販売されたかを把握出来るように
 するためです。

 なお、シチューやお菓子などは基本的には、一般家庭でケース買いすることはないですね。
 こういった商品の場合は、ケースにはケース販売コードはついておらず、物流用の
 ITFコードのみになります。

 よって、こういった商品を仮に購入する場合は、レジへケースごと持っていくと
 いったん単品のJANをスキャンして、ケース入り数(24個など))を掛け算してレジ打ち
 することになります。

 <荷姿ごとのJANコードの例>
  
  JANコード     4901411001975 (国:49 メーカ:01411 商品:00197 CD:5)
  ボール販売コード 4901411002033 (国:49 メーカ:01411 商品:00203 CD:3)
  ケース販売コード 4901411001982 (国:49 メーカ:01411 商品:00198 CD:2)
  ITFコード     14901411001996(識別コード:1 メーカ:01411 商品:00199 CD:6)

 ※スーパーなどでは陳列の際に段ボール箱をそのまま使って陳列しているケースも多い
  ですし、飲料などはケース販売しているので、単品やケースについているコードなど
  を見比べてみると、より理解が進むと思います




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